
株式会社インプレッション・ラーニング
「なぜ、あの人はいつも人の意見を無視して、自分の考えを強引に押し通すのか?」
「成果は自分の手柄、失敗は部下の責任と、内心考えている人」
「“君の代わりなんていくらでもいる” -退職寸前まで追い込む人」
「“忙しいフリ”をして責任をすべて他人に押し付ける人」
「上司にはゴマをすり、同期を平気で裏切りをする人」
職場で起こる問題は、今や他人事ではありません。中でも深刻なのが、上記の行為を自覚なく行う行為です。こんな、人には言えない悩みを抱える人事・コンプライアンスご担当者様へ
本人に悪気がなくても、その言動が、部下に深刻な心理的ダメージを与え、チーム全体の士気と成果を損なうケースが後を絶ちません。その背景の一つには、「性格は見えないものだから、仕方がない」という諦めもあります。しかし、心理学の研究は、確実に前に進んでいます。
今、世界の組織心理学で注目されているのが、カナダ発の性格モデル「HEXACO」と、問題行動の予兆を読み解く近年研究が盛んに行われている「ダークトライアド理論」です。
HEXACOモデルは、人の性格を6つの因子で捉える最新の理論で、特に「正直さ・謙虚さ」という軸を加えることで、これまで見えにくかった、ハラスメントや職場での不正だけでなく、いじめ、犯罪行動といった非倫理的な行為と関連が捉えられます。国際比較では、日本人はマキャベリアニズム・サイコパシーが多いことも分かっています。
本セミナーでは、参加者の皆さんに事前に「HEXACOの簡易診断」を3分間、受けていただき、その結果をもとに、次のようなテーマを学習します。 HEXACOによる相手の“見えない性格”の可視化手法、 「正直さ・謙虚さ」が低い状態がもたらす職場リスクとは? ダークトライアド (ナルシシズム/マキャベリズム/サイコパシー)の傾向と、その見抜き方、パワハラが起きやすい職場風土の特徴、診断結果をもとに、多様な性格をどうチームで活かし合うか?といった内容です。
この診断は、決して「悪者」を探すためのツールではありません。 バランスのとれた上司やチームの構築や、職歴から分からない本当の強みが把握できます。つまり、ハラスメントが起こさない職場をつくることを目的とした、ポジティブな診断です。
「パワハラ研修で、性格診断なんてハレーションを起こすのでは?」という声があるのも事実です。しかし、その懸念だけを理由に、職場の問題にフタをし続けていいのでしょうか? 今この瞬間も、パワハラによって心を病み、命を絶つ人がいます。 性格が“見えにくい”からこそ、より丁寧に、しかし、勇気を持って向き合う必要があるのです。
このセミナーの目的は、「誰がダークだ」「誰が悪い」と個人を責めることではありません。 “なぜ、その言動が生まれるのか?” “様々な性格が集まった組織だからこそ、同じ組織のメンバーのパーソナリティの傾向を知り、理解し合う時間が、パワハラ防止の観点から、お互い傍観者ではいられない”当事者意識を持たせます。
今回、これからのパワハラ防止の観点と、多様性理解のツールとしての 「HEXACO」診断をご紹介します。
ぜひ、経営者、コンプライアンス部、人事部 研修担当者の皆様のご参加をお待ちしています。
13:30開始-15:00 終了
・管理職のハラスメントの芽を未然に防ぐために、事前に見極めるヒントが得られる
・HEXACO診断を用いて、職場に潜むリスクを要因を可視化できる
・ダークト特性のあるメンバーへの適切な対応方法がわかる
・「パワハラ」の温床になりやすい職場環境の傾向と対策がわかる
※ 事前診断は3分 、即日フィードバック!
講義内で詳細解説(参加者の皆さんは、受講前に診断を行って当日参加頂きます)
1.HEXACOモデルとの基本と職場への活用方法とは?
-より良い人間関係を構築のために、自分と相手の性格を知る
2.管理職の性格傾向をどう育成に活かすか?
3.ダーク特性から読み解く、気になる“パワハラの兆候”
4.「正直さ・謙虚さ」の高さが組織に与える影響とは?
5.パワハラが起こりにくいチームのつくり方のヒント
6.倫理感なきエースを、職場のリーダーにしないために
7.ストレスが少ない人間関係には、やっぱり「正直さ」と「謙虚さ」がキーワード
8.非認知能力とハラスメント体制の関係 -非認知能力の向上がこれからの育成とパワハラ防止の鍵
まとめ.私たちは、どのような価値観を大切し、共有することがチームに求められているのか?
・社内でのパワハラ防止策が強化される
・管理職が「他責」から「自責」のあるマネジメントへ変化する
・ハラスメントによる離職や、訴訟リスクを低減できる
株式会社SUNBLAZE 代表取締役 常盤瑛祐(ときわえいすけ)。幼少期より家庭や学校にてダーク特性のある人たちから様々な被害に遭い、不登校・うつ・中退を経験。その原体験から、2010年から政策提言やアート活動、ソーシャルビジネスなど様々な社会活動を行い、2021年「悪者図鑑」を出版。さらに学術的な知見をためるため、2024年は論文3本を執筆し(現在さらに1本執筆中)、うち1本は海外のジャーナルに掲載。HEXACOベースのサンブレイズテストの開発者。博士号取得を目指している。心の強さ、非認知能力、ソフトスキルに強い関心がある。