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新入社員の会計入門
新入社員に会計教育を考えている人事担当者必読!

新入社員の会計入門

研修担当者がその企画を誤ると、新入社員は「会計」で一生苦労します。-相当責任重大です
本サイトでは、研修担当者が、新入社員に財務研修を企画する上で、そもそも、「一体、会計初学者は、会計のどこにつまずくのか」を理解していただきます。その上ではじめて、どのような学習方法が望ましいのか、どこまで勉強させればよいかを考え、研修企画をスタートさせるヒントになれば幸いです。会計に対する苦手意識を持たせないために、まず最低限、どのような観点から学習させることが「はじめの一歩」につながるか、現状の会計教育の実態をご紹介します。
「簿記3級を勉強させていますから、うちの社員は会計の基本が分っています!?」
このようなセリフを自信満々の顔で言われる、ベテランの研修担当者が本当に日本に実在します。お気持ちはよく分かりますが、残念ですが、仮に3級、2級を満点で合格しても、会計はほぼ何もわかっていません。当たり前で、そもそも簿記検定とは、経理実務担当者の記帳技術試験です。企業経営に必要な最低限の会計知識など、ほぼ全く触れていません。おまけに、論理で理解せずに、大量の練習問題で試験に「慣れている」だけで合格する仕組みですから、試験が終わったら1年もしないで忘れてしまう。これが実態です。こんな会話も聞かれます。「お金をかけたくないから、社内講師、要は、経理部員に教える練習もかねてあいつらに任せればいいのだ」。お金をかけたくないお気持ちやご事情もわかりますが、残念ながら、経理部員が新人に会計の基本を教えることほど、どれだけ難しいか、という真実を一体、何人の人事部長がご存知でしょうか?
これが、日本の人事研修担当者の会計教育に対する認識を表す実態の一側面です。

 今年の春、職場に新入社員を暖かく迎え、人事部の企画のせいで、会計に苦手意識もたないような新人を育成していくためのヒントとしていただければ幸いです。
1. 会計入門や簿記の本を読もうとすると、すでに1ページ目から嫌になる。

今の会計の教え方では、いつまでたっても「分かるはずがない」説明です。

理由はシンプルです。
従来からの説明は、1ページ目から「分かるはずのない」説明になっていたからです。
つまり、会計を説明するのに、重要な定義と論理の説明から入らずに、
まずは技術的な「会計のやり方」に慣れることを強要していたのです。
「習うより慣れろ」です。
思考を停止させ、その踏み絵に耐え抜いた人だけが、やがて「慣れてくる」仕組みに
なっています。
これが従来の会計教育の決定的な構造的な欠陥です。
受講生が悪いのではなく、教え方自体が日本だけが古かったのです。
真面目な受講生は一生懸命に自分なりに無理な解釈を試みて結局悩んだり、
分からない自分を責めるといったことが発生します。

2. 学生時代、簿記の勉強をした時に、「なぜ、そうなるのか」の明確な<br> 説明がないので分からなくなった。

今、会計の学習方法が、無茶苦茶な状態になっていることをご存知ですか?

「途中で分からなくなる」のが正常であり、優秀な証拠です。
論理的な思考力をもった大人が学習する際に、「なぜ、そうなるのか」という
説明もなく 学ぶことは耐えられないことです。
恐らく、会計分野だけだと思います。初心者に理屈で説明せずに、
まず慣れることを強要するというのは。。。

3. あなたの会社の財務研修講師、本当に分かり易く教えているおつもりですか?

会計に「慣れている」だけで、「分かっていない」研修講師がいる事実

ストレートに言いましょう。単に教える側の人が、かつて自分が習った方法で教える
だけで、本当には「分かっていない」のです。
つまり、教える人は専門家ですから、他の人よりも膨大な時間をかけて十分に慣れた
結果、「今」があるはずです。
会計に多くの時間を割けないビジネスマンに「習うより慣れろ」式の教え方をするのは
いかがなものでしょうか?
専門家である本人には当たり前に思うことが、初心者にはひとつひとつが疑問に
なります。

4. 仕訳をする時に、減ったら逆に書くということが、さっぱり分からない。

初心者を悩ます、独りよがりの教え方が横行している

簿記を学校で習うと、「会計の世界ではそうします(以上)」という教え方が、
今でも横行しています。
これは、本当に心から会計をわかって欲しいと思う講師の説明とは全く思えません。
研修講師としての資格や、人様からお代を頂いて会計を教える人としての愛情のかけらもありません。

5. いつまで経っても、自分が会計の基本が分っていないように感じるのです

本当に分かり易い講師がどうかを見分ける方法

本当に会計の基本が分っていたら、こんな言葉は聞かれません。
会計の基本が分っていないと感じるのは、基本概念の定義が明確になっていなかった
からではないでしょうか?
残念ながら、多くの入門書、会計の研修では、会計の最も基本的な定義である
基本的な用語 「資産」「負債」「資本」「収益」「費用」の5つの定義は
明確に示されません。
会計ルール自体に、定義が書いてないから説明できないんです。
本当に会計が分かっている講師ならば、会計業界における最新の議論を踏まえて、
正しい「定義」を示すべきです。
定義のない解説などあり得ません。これは、財務研修の講師が本物かどうかを
見極める非常に大事なポイントです。



※引用「世界のエリートがやっている、会計の新しい教科書」

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