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研修概要

概要
ビジネスパーソンとしての「読み・書き・そろばん」を軽視してはいけません。
本プログラムはまさにこの「そろばん」にあたるものであり、社会人として活躍できるためのベース作りを行います。
「そろばん」とは、いわゆる「会計」ではありません。ビジネスの様々な場面において数字を使いこなすリテラシーのことです。
『文系だから』 を言い訳にせず、正解があった数学の問題を解いていた「学生脳」から、正解のないビジネスを数字の力を使って前に進める「ビジネス脳」へと変換させることが最終ゴールです。

育成ゴール

  1. ビジネスで必須となる4つの行為(情報をつくる、評価する、捉える、伝える)を数字を使って行うことができるよう、ベーシックな数的スキルを習得させる。
  2. 本研修を通じて、内定者、及び人事考課等の場面において、自ら思考できる人材について判断材料のひとつの基準となる。

対象者・特徴
■就職が決まり、社会人としての準備を始める内定者 
■新卒~3年目程度のビジネスパーソン 
■企画・マーケティング・経理など、数字を扱う仕事に就く予定の方
■ワークショップ形式の本格的な研修プログラム
■主に企業の内定者研修、新人研修、入社3年目程度までの企業内研修に導入実績多数
■7時間コース(25名)

研修で身に付く能力

数字を情報に変える能力
計算して終わらず、そこから思考する能力
そのデータの発するメッセージを掴む能力
こんな発言ができるようになります
「この数字から読み取れることはこういうことです」
数字を使って評価する能力
四則演算を使って評価基準を作れる能力
様々な数的アプローチで、多角的な評価ができる能力
こんな発言ができるようになります
「このような根拠があるので、この価格は妥当です」
数字を使って捉える能力
仕事を数値化し、優先順位をつける能力
「規模感」をスピーディに捉える能力
こんな発言ができるようになります
「ざっくり捉えるとこの事業の市場規模は…」
数字を使って伝える能力
情報を正確にわかりやすく表現する能力
「口説く」プレゼンテーションができる能力
こんな発言ができるようになります
「3分ください。当社サービスのメリットをご説明します」

研修プログラム

講義内容
メッセージ
オリエンテーション(講義)
アイスブレイク(数字を使って自己紹介)
数字を使わなくてもいい場面であえて使ってみる
本研修の目的
数字を扱えないことはこの先致命傷になる
数的スキルによって何が可能か
4つの「行為」の質が上がる
数字を情報に変える(講義・GW)
データと情報の相違は?
ビジネスで必要なのは「情報」である
シェア○%、だから何?
計算して〇(マル)がもらえるのは学生まで
これはどんな事業の業績?
数字を眺めるときのポイントは2つある
営業部長のミスリードを指摘せよ
「バラツキ」を気にするクセをつける
数字を情報に変える際、割合には注意せよ
母数を把握できていない○%は危険な数字
数字を使って評価する(講義・GW)
指数を評価に使え
実数だけ見ていては、「質」はわからない
前提が変われば結論も変わる
四則演算で評価基準を揃えよ
評価は“割り算”してから
その“割り算”にちゃんと意味はあるか
定量化して評価するとは、こういうことです
重み付けすることで説得力が増す
ー 昼 休 憩 ー (1h)
数字を使って捉える(講義・GW)
平均値を使って、未来を探れ
予測値は、手元のデータの活用次第で変わる
ビジネスマンは確率と期待値をこう使え
優先順位は、本来数字を使って決めるべき
あの企業の入社試験にも出される数的思考
「問題を解き、正解を求める」数学はもう要らない
数字を使って伝える(講義・GW)
今さら聞けない、グラフの正しい使い方
グラフには、それぞれ役割がある
そのグラフにメッセージは込められているか?
あなたのビジネスセンスは、グラフに表れる
数字とグラフだけで5分間プレゼンしてください
3分間で相手を納得させるプレゼンスキルとは
キラーナンバーを作りなさい
数字を加工し、高いものを安いと言える人であれ
総合ワーク(GW)
[ 例 ]
ある企業の現状を分析し、 とるべき施策を選択し、半年後の予測を 上司に5分以内で説明し、合意を得る

4つの行為が数字を使ってできないビジネスパーソンは仕事を前に進めることができない
エンディング(講義)
まとめ
質疑応答
仕事の成果は「文系」「理系」とリンクしない

ケース見本例

例題1
あなたの職場に配属された新人がこんな質問をしました。

  『すいません、この会社のいろんな資料を見ると、データという言葉と情報という言葉が同じような意味で使われている ような気がするのですが・・・  「データ」と「情報」は何が違うのですか?』  

さて、あなたはこの新人にどう指導する?

つまずく人の典型
 数字の処理や加工が仕事だと捉えている。
 例えば、シェア○%を 算出できるが何が言えるかを思考できない。
 売上増加率を算出するプログラムは書けるけれど、
 その結果から何が言えるかを考察できない。
 学校数学ではシェアを求められればOKだったかもしれないが、ビジネスでは違う。
 このような人はエクセルで表を作っただけで仕事を終える。

  解答例
 データ:単なる数字であり示唆を与えないもの
 情報:数字から得られる示唆のこと
 (例)
 データ:シェア50%
 情報:シェア50%ゆえ、独占状態だが競合が仕掛けそうな差別化戦略を想定しておくこと  

象徴キーワード
 「で、その数字から何が言えるの?」 「…わかりません」

例題2
A社の2011年度の売上高は89億5,000万円。この数字を評価するためにあなたは何を調べますか?

つまずく人の典型
 あらかじめAとBを与えられて比較し、評価することはできるが、
 何も素材を与えられない中でAを評価しろと指示されるとどう思考してよいかわからない。
 「たぶん…」 「なんとなく…」 「何と比べたら正解なんですかね?」という発言が多い。
 複数の比較対象を自ら創り、総合的に分析ことができない。  

解答例
 縦横で把握。
 縦は同社の過去の数字、横は競合他社の数字。
 2つの比較により、おおよそこの売上額が良いか悪いかは把握できる。  

象徴キーワード
 「おい、これって良いの?悪いの?」 「…わかりません」

「私は文系だったので…」
 理系だから数字の扱いが上手なんて、はっきり言って大ウソ。
 倍増していることを平気で「およそ190%増」と表現したりする。
 念のため申し上げますが、倍増は「およそ90%増」あるいは「比が約190%」などと表現します。

 その言い訳は、こんな感じ。
 「いや~ ワタシ文系だったもんでね~」
 もう、その言い訳は止めましょう。

 私の研修プログラムは「文系」「理系」という概念をいったん真っ白にし、
 学生時代の数学ではなく、あらためてビジネスに必要な数的スキルを学ぶものです。
 その時に、かつて「文系だった」「理系だった」という先入観はとても邪魔になるものなのです。
 実際、日本の経営者がみんな「理系」ではないですよね。
 数字に強いとされる公認会計士さんや経営コンサルタントさんはみんなかつて数学が得意だった
 わけではないですよね。  

 「文系」の皆さん、
 そろそろその肩書きを使うのは止めにしませんか?

担当講師 深沢 真太郎
URL http://www.business-mathematics.com (ビジネス数学.com)
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