最速!2時間で基本がわかる
「印鑑と収入印紙と契約書」超入門 研修
契約書の意味が分かれば、 AIを効果的に使いこなす、ビジネスパーソンになる!
新規事業が増えれば、契約業務も増える。
-信じがたいかもしれませんが、あなたは契約書に対して自信が持てるようになります。
目的
AIによる契約書が今後増えるからとはいえ、契約の法律知識は不要になりません。
法務知識と契約書レビューの実務経験が豊富な法務担当者にとっては、AIによる契約書チェックは、業務の事務作業を軽減させるために役立つでしょう。
しかし、法務担当部署もなく、自分で契約書のひな形を持って、商談と契約書作成業務を並行しておこなう、営業担当者が法律知識を持たず、「AIがいいって言ったから契約書は問題ない」と考えるのは非常に危険です。
AIは、自社の実際の業務の個別具体的な案件について、自社の利益を最大限に保護するためにはどう表現すればよいか、その表現方法までは教えてくれません。仮に、自社のひな形に対して相手方会社が変更を要請してきたとき、その変更要請の意図をどのように理解し対処すればよいかAIは残念ですが教えてくれません。
トラブルが発生し、相手方が契約書のある条文を根拠に責任追及してきたとき、「AIがいいって言ったのに」と憤っても何にもなりません。 また、働き方改革から「ハンコ」も電子印鑑、電子署名などに移行しつつあります。全国の企業を見渡せば、根強いハンコ文化の日本の会社において、まだまだ対応が遅れているのが事情です。先にハンコの意義も正確に把握しておけば、今後の変化において、ハンコを省略しても良い場面が判断できます。本セミナーでは、もっとスマートに契約書を取り交わしたいビジネスパーソン、基本的な取引に潜むリスクやイレギュラーな事態に遭遇したときの対処方法を身につけ、仕事をする上で必要な契約書の種類や内容を極力平易な言葉で学びながら、法務に相談するときのコツなどを学ぶ内容です。
コラム 営業の仕事と面倒な契約書
契約を結んでいるのはあなたです。 法務部ではありません。
営業職の仕事は、現場において「商談・取引」をまとめることです。営業職の人との会話で、時々「ウチは契約を作らずに仕事を進めている」という言葉を聞きますが、これは大きな誤り。「商談・取引」がまとまるとお互いの権利と義務が確定しますが、これは、その時点で「契約が成立した」ことを意味します。「商談・取引」の話を進めるということは「契約のための条件を交渉している」ということであり、「商談・取引」をまとめるということは「契約を結ぶ」ということなのです。
法律の内容をわきまえたうえで「現場の事情」を優先させる。
法律は理屈であり正論です。物事は理屈どおりには進まないものであり、特に営業の仕事においては、「顧客との関係(おつきあい)」、「スピードが命」、「同業他社との競争」、「利益を上げる、コストを下げる」等々の「現場の事情」が強力に作用します。
その場合、「現場の事情」を優先させるにしても、法律を知らずに何の配慮もなく「現場の事情」を優先させるよりも、法律をわきまえた上で「現場の事情」を優先させていれば、不測の事態が生じたときの対応力が違ってきます。
契約法を知らずに「商談・取引」をすることは、目隠しをしながら崖っぷちを突っ走るようなもの。
契約が結ばれると権利と義務が確定します。義務を果たさないと債務不履行責任を追及されます。つまり、契約を結ぶということは、債務不履行責任を追及されるかもしれないというリスクをあなたも背負うことです。そのようなリスクを回避しながら安全に「商談・取引」を進めるためには、契約に関する法律の内容を知っておくことが必要です。
◇印鑑そのものの正式名称、各種印鑑の意味を具体的に解説します。
◇契約書に押される印鑑の使用目的、方法、注意事項等を具体的に解説します。
◇契約書に印鑑が必要な理由、契約の効力と印鑑との関係を分かりやすく説明します。
■ セミナーの特徴: 簡単な言葉と分かりやすい事例を用いた説明
◇契約、契約書、印鑑は法律をベースとする専門的な事柄ですが、専門用語や抽象的な言葉は避けて、日常で使われる平易な言葉で説明します。
◇抽象的な内容を理解するには適切な事例が効果的です。事例を多用することで、契約、契約書、印鑑等の知識を明日から使える武器にします。
研修プログラム 2時間版
- 上司も知らない会社の印鑑について(40分)
◇ハンコの正式名称
◇契約書におけるハンコの必要性
◇契約書におけるハンコの使い方
・印鑑に関する正式な呼称を再確認します。
・契約書に使われる印鑑が使われる目的、契約書作成の実務において、印鑑をどのように使えばよいのかを具体的に解説します。 - 先輩も知らない!? 契約書について(50分)
◇「契約」と契約書の関係
◇契約書の目的
◇契約書の作り方
・契約を結ぶとことはどういうことか、契約書はなぜ作られるのか、といった基本なことを具体的に解説する。
・契約書を製本する際の方法、留意事項、保管の仕方等について、事例を交えながら具体的に解説する。
- これで完璧!収入印紙について(30分)
◇誰が払うのか?
◇ここだけは知って欲しい収入印紙の落とし穴
研修プログラム 7時間版
- 契約法の基本的知識
・なぜ、あなたは契約法の基本を知る必要があるのか?
・「企業活動」と「法的責任」の関係
・「取引」と「法律/契約」の関係
・契約に関する民法の基本原則と基礎知識を学ぼう - 契約法の主要な論点
・契約成立の要件
・契約成立の効果=債権と債務
・債務不履行/損害賠償
・請負契約について その他特殊論点
・契約上のトラブルを防ぐために
- 契約書と印鑑について
・契約と契約書の関係を正しく知ろう
・契約書はなぜ作成するのですか?(契約書の本当の目的)
・契約書の種類と作成上の注意点
・印鑑の存在意義 -何のために印鑑を押すのか?
・印鑑の正式名称と種類、その使い方とその効果
・印鑑と契約書の関係
・印鑑の管理とデジタル化の流れ - 印紙税について
・印紙税についての基本的認識 -印紙は誰が払うのか?
・印紙税の種類を知っていますか?
・印紙税の納税義務者(誰が印紙税を負担すべきなのか)
・印紙税一般に関する注意点を押さえよう
・2号文書(請負契約に関する契約書)に関する注意点はココ!